football life 〜サッカーが僕らにもたらすもの〜

サッカー指導現場の葛藤や日常の感じることを思うままに。

日本語の解釈

最近、日本語の難しさや会話時の細かいニュアンスを伝えることの難しさを考えていました。

例えば『みる』という言葉です。

サッカーの現場ではこの『みる』という言葉をよく使うのですが文字に起こし、漢字で考えるといくつもの文字が出てきます。

 

『見る」『観る』『視る』『診る』『看る』『瞰る』

 

これらの漢字の意味を会話の中で伝えようとするのはこの言葉の前後を聞き手と合わせなければ伝わりません。

 

しかし、英語ではこの『みる』という意味の単語で、

『look』『watch』『see』

というようにわかりやすく区分されています。

 

このようなことを考えていると・・・

長友佑都選手専属コーチの鬼木祐輔さんのTwitterでこのような本が紹介されていました。

「日本語は映像的である 心理学から見えてくる日本語のしくみ」

熊谷高幸著

です。

 

日本語の特性や比較対象としての英語の特性などを記している本です。

 

日本語は『話し手』・『聞き手』・『共同注視』の三項関係によって映像を共有し言葉をつなぎ、会話を成り立たせます。

映像を作り、それを共有していくので省略が可能となり会話の【視点】は話し手や聞き手から前方を見るような映像になります。

 

しかし、英語では外部から会話全体を見る形になり【視点】は上空から全体図を視野に入れて会話を行う形です。

 

『地上』からの視点で視点が移動しやすい日本語と『上空』からの視点で会話をする英語という違いがこれだけでもわかります。

 

 サッカーが得意な国ではこのように日常の生活から

『俯瞰で物事を瞰る生活』が行われているようです。

 

サッカーでこれを捉えて考えて見ると全体図を見ながらプレーする人々と自分だけの視点でプレーしている選手になると思います。

 

サッカーは日本で発明されたスポーツではないので日本語の特徴とそれに付随される文化を理解しつつ英語のような視点を取り入れて解釈しなければいけない。と改めて感じました。

 

言葉を通して心理的、文化的背景を知り、サッカーの解釈の仕方にも少し変化があったように感じます。

この感覚を言語化し、目の前にいる選手たちに還元していきます。

久しぶりの投稿

いつの間にか1ヶ月経ってました(><)

 

GWは10日間9日間サッカーでした⚽️

1日目・阿蘇、高森町でキッズサッカーの大会。

2日目・KSA交流戦

熊本県には小学校部活動が前年度まであり今年度からは社会体育に移行により僕らの会社が市内6校を運営、指導しています。

初めて6校集めて試合や練習を行いました。

3日目・次の日のフェスティバルの準備

4、5、6日目・U12,11,10のサッカーフェスティバル運営、指導

7日目・午前中は中1の練習試合。夜は小学1〜3年生の練習

8、9日目・担当カテゴリの4年生と山口遠征

10日目・やっと休み

 

 

と。このような10日間でした!

まあハードですね。でも多くの年代の子供たちやたくさんの地域の子供達とサッカーを通じて時間を過ごせたことで充実した毎日になりました。

 

6月はOBの成長を見に長崎に行ったり、知人の結婚式に出席するために「タイ」に行ってきます!

タイでの結婚式とか一生に一回の体験だと思うので楽しんできます!!!!

 

 

他競技からの学び

GWに入りましたね!

世間は10連休でしょうか。

僕は日頃と変わらず子供達とのサッカーに明け暮れます。

 

さて、先日の休みにバスケットボールをしてきました。

 

 

というのも、行きつけのオーナーさんがバスケ出身でそのつながりで参加させてもらいました。(通算2回目)

 

 

そこのバスケには初心者の方(私も含め)、ずっと続けている方、学生時代にプレーしていて、また始めた方、プロのセレクションに参加し通過した方まで幅広く参加していました。

 

 

一言感想で言うと。

みなさん上手い!

3Pもバンバン入るし。

 

 

私は学生時代の授業でしただけでサークル?的なバスケの試合はしたことがありません。(授業ではシュートまで行くが入らない。。。泣)

 

 

 

でもボールの受け方や、スペースの作り方、そこでの受け方はサッカーと近いものがありました。相変わらずシュート入らん。

 

 

 

その感覚で動いたりパスをするとボールを引き出せたり、アシストもすることができました。

 

 

 

フットボールスタイリストの鬼木さんが提唱しているcomeの概念も少しこのような感じかな?とも取れました。

まだ浅く言語化ができてませんが。。。

 

 

感覚から入り意識して続けていれば言語化ができるようになると信じてバスケも続けて行きます!

 

 

 

これからまだまだGWが続くので体調を崩さず頑張りましょう!

 

では。

戦術とは。

日本サッカー界で長く突きつけられている、

戦術はいつから指導を始めたらいいのか?

という疑問。

 

まず自分の中の戦術とは

 

・文字の通り"戦う術"

・目の前に起きた(起こる)状況を解決する手段

・試合に勝つ確率を上げるための作戦

 

の3つが主な考えである。

 

その戦術の指導を始めるのは早ければ早い方がいいと思う。

U7(日本の小2)の年代がいいのかなと。

 

そしてそれら解決策を身につけるのは多ければ多い方がいい。

 

しかし、いきなり多くのことを詰め込むのではなく、小さい頃からの積み重ねとして

 

この状況だったらこういう解決策(プレー)がある、

相手がこうなったらこの解決策(プレー)だ。

などと解決して行くことが大切だ。

 

絶対にそのプレーをしなければいけない。ということでは絶対にない。

 

 

持っている解決策の中からベストだと思う解決策を選べばいい。

 

選ぶにはもちろん複数の選択肢を持っていないといけない。

 

 

けれどまだ、低学年の段階では選ぶための選択肢を増やす練習より、

選んだ後の実行の練習の部分が多いと感じる。

 

日本サッカーがもっと強くなるためには戦術指導の低年齢化は避けては通れない問題だと思う。

 

最後に、以前岩政さんとスペインで指導中の坪井さんの対談動画の中で坪井さんがおっしゃっていた

「育成とは勝つ方法を学ぶ場所」

という言葉を胸に今後も指導を行いたい。

初ブログ。

初投稿!

福岡で18年間過ごし、その後2年新潟の専門学校へ行き、現在は熊本県八代市で子供たちにサッカーの指導と体育指導をしています。

八代に来て早くも6年間が経ちました。

私が指導しているチームでは年中〜中学3年生まで指導しています。

 

八代に来て1年目はU-10、2年目はそのまま持ち上がりでU11。

3年目はU13、4年目はU10、5年目はU12(小学年代TOPチーム)

そして6年目の今年は3度目のU10を担当してます。

 

正直・・・

 

 

最初の2年間は仕事に慣れること、チームのやり方に慣れることに必死で思ったような指導ができませんでした。(ドリブルや足元、リフティングに特化していたため)

 

その時に思ったことは

 

 

こういうスタイルで指導してきていない!自分の得意なことをしないと選手たちは伸ばせない!

です。

 

 

その後からは自分のスタイルを出し、チームの他の指導者とは別の持ち味を出せたと思います。

その甲斐あって、それからの時間はそれまでとは違い濃く深い時間となりました。

4年目に指導した子たちは6年生となり県のトップを目指しています。

 

5年目に指導した子たちは全員で19名いたのですが12名が続けて自チームのU15に。

他5名はJFAアカデミー2名、県内強豪中学1名、県内強豪クラブ1名、地元中学1名とそれぞれの道に進みサッカーを続けています。

 

このブログでは日々の練習や試合の内容を含め、現在のチームの成長を綴って行きたいと思います。

また、コーヒー店によく行くのでその話もちょくちょくしていきます。